うつ病の特徴を知る【病気に打ち勝つための治療法を公開中】

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適切な外来治療を

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精神科の病床をもっているところなら、1人の医師が30人から40人を受け持っており、通院の場合は1日に30人ほどの診察・治療をおこなうというのが一般的です。そうなると1人1人の生活状況を知るのはともかく、具体的な生活支援やアドバイス、組織化までを担当医1人でおこなうことはできません。その部分は看護師やケースワーカー、臨床心理士などに任されることになります。そのため、医師がそれぞれのスタッフの力量を把握し、その力が向上するような仕組みづくりをしているかどうかが1つのポイントです。たとえば、病院に入ると、まずなじみの事務・受付スタッフに声を掛けられ、診察を待つ間は看護婦とやり取りができます。診察は担当医と病状や生活の変化に関して話し、うつ病の治療方針の説明や抗うつ剤などの薬の調整をしますが、これが3分診療で終わり、言いたいことが半分しか言えなくても、帰り際にその不満やしゃべり残しを看護師に話し、こみいったことはケースワーカーに話すことが可能です。病院に入ってから出るまでの一切が外来治療であり、それぞれがバラバラだとうつ病治療の力は落ちます。精神科とは薬の力以上に医療機関のチーム力が大事ということを念頭に探していくことが重要です。うつ病の中心症状は、憂鬱気分です。仕事を失敗して自身をなくした時、失恋した時、ギャンブルで損をした時など特別に大げさな状況でなくても、憂鬱になるということは日常よくあります。そのときの気分として気持ちが滅入ってしまう、物事を面白くないと感じたり、何かしようという気になれなかったりするということが、いわゆるうつ状態で、うつ病も基本的にはこれと同じ構造です。しかし、うつ病の人が感じるものと日常的に感じているうつ気分とは、かなりの違いがあります。質と量ともに重く、長く持続し、苦痛のレベルは生活に支障がでるほどです。何を見ても聞いても、楽しさが沸いてくることなく、周囲あるいはテレビから聞こえる音がうるさく感じられるようになります。加えて、自分の暗い気持ちだけが目立っていくようで、ひどく辛くなることもあります。しかし、かなり重症化するとこの辛さも感じなくなる人がほとんどです。つまり、辛いながらも生き生きとした感情があるのではなく、虚無感と表現するのがぴったりです。しかし、この空疎な隙間を埋めるようにイライラが生じることもあります。これは、まだエネルギーが枯渇しきっていない時に起きる初期症状としてあらわれることが多いです。

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